近い将来の日本の風景

私は山田花子25歳。現在服役中の身です。
私は五年前、許されない罪を犯しました。
そう、著作権法違反です。
ある晴れた日、私は近くのスーパー(著作権法に引っかかるので名前は伏せます)に買い物に行きました。
もちろん、髪型の著作権法に引っかからないように、丸坊主
ロゴの著作権法に引っかからないように、無地の服で行きました。
行く途中、道ばたの警報装置がなっていました。カスラックが国民を監視するためにつけた装置です。
違反を犯すと職員がすぐに駆けつけます。
見ると小さな子供が職員に連行されています。
その子供の手にはヒーローの人形が握られています。あきらかな著作権法違反です。
著作物を制作者の許諾を得ずに大衆の目にさらしてはいけないのです。
子供は泣きながらも、職員の後をついていきます。
連行していく職員は正義感に満ちた笑顔を浮かべていました。
音楽も流れない、いつも通り静かなお店で買い物を済ませました。
帰り道、音楽を聞くことにしました。
もちろん、ヘッドフォンから音が漏れると著作権法で逮捕されてしまうので極力小さな音で聞いていました。
ところが、気分が良かった私はついついサビのワンフレーズを口ずさんでしまったのです。
すると、すぐに道ばたの警報装置が鳴り、カスラックの職員が駆けつけました。やってしまいました著作権法違反です。
今では、なぜあんな愚かな犯罪を犯してしまったのかと悔やむ毎日です。皆さんも私のように、人生を棒に振らないよう、著作権法を破らぬように生きていってください。
カスラックはいつもあなたを見ています。